あの衝撃的なブレグジットショックから1週間程度経過しました。
その後の動きを見ますと、日本株はまだブレグジットが起きる前の水準を回復するには至っていません。
それに対して、海外の株価はブレグジットが起きる前の水準に近いところまで回復しているところが多くなっています。
アメリカのNYダウやsp500等は、同水準に近いところまで戻してきています。
欧州ではドイツのDAXは戻りが鈍いのですが、ブレグジットがあった本家のイギリスのFT100は、同水準を上回る水準まで回復してきています。
というわけで、株価については、戻り足が堅調なところが多くなっています。
それと比べて、為替の方は戻りが芳しくないといえます。
仮にブレグジットショックの影響が一過性であるならば、為替も株と同様に戻り方向に動いてもおかしくないと思うのですが、今のところそうはなっていません。
為替の戻りが鈍い点からみても、同ショックの影響が一過性と見るのは早計ではないかと考えています。
油断大敵火の用心です。
なお、ドル円については、5/22の記事「米利上げを控え、目先ドル高方向へ動いてくる可能性も。その場合、株よりもFXが有利となるか?」で、「今回の戻りで111円90銭を超えてくると、目先のトレンドが円安方向に変わる可能性が出てくる」という事を書いたのですが、
その後の動きを見ますと、戻りのピークは5/30の111円43銭で、結局111円90銭まで届かずに反落となっています。
というわけで、この段階で円安方向に変わる可能性はなくなりました。
そして、6/24のブレグジットショックで、一時99円08銭をつけるところまで急落しています。
ドル円の次のターゲットは95円程度
長期でドル円のチャートを見ますと、2011年11月につけた75円54銭が安値で、2015年6月につけた125円85銭が高値になっています。
今は3年半近くかけて50円程度進んだ円安の調整局面にあると見ているのですが、一つ目のドル円の安値のメドは、50円弱の半値戻しの100円程度でした。
しかし、6/24に一時99円08銭をつけ、あっさりと100円のメドは割れてきているので、ここで円高が止まるという可能性は低くなりました。
ここで止まらない場合の次のメドは、50円弱の61.8%押しの95円程度となります。
なお、95円程度もあっさりと割れる展開となると、全値押しの可能性も出てきます。
(つまり、75円程度まで落ちる可能性もあるという事)
ただ、2011年11月につけた75円54銭が円高のピークで、以降は中期的にドル高トレンドというのが基本的な認識になりますので、この先、この水準まで落ちてくるような事があれば、FXでドルへの投資を考えようかと現時点では思っています。
なお、ドル円でドル買いをする場合は、次の点で優位なSBI FXTRADEを使おうと考えています。
①スプレッドが安い
②スワップポイントが高い