9/30の記事「日経平均は今日は一転してマドを空けての下落となる。ここのところ上下にフレが激しい動きが続く」で書いたように、ここのところ相場に方向感が見えず、下がったかと思えば上げる、上げたと思えば下げると、上下にフレが激しくなってきています。
先週金曜日のNY市場も、前日の下落から一転して上昇して引けました。
ここのところ、どうにも方向感がわかりづらい動きが続いているのですが、短期間で上げと下げを繰り返すという事は、今は保ち合い相場をやっている、という事になると思われます。
保ち合い相場をやっているという事は、レンジ圏内での動きが続いた後、保ち合い放れで相場が大きく動く、という展開になると想定されます。
では、この保ち合いの動きがどこまで続くのかという事なのですが、ドル円の動きとかをみてみると、そろそろ動きが出始めてもおかしくないようなタイミングにあるように思われます。
ドル円は6/24から水平三角形のパターンをやっているのではないか?
ドル円は、ブレグジットショックの際につけた6/24の安値99.08円から保ち合いの動きをやっているとみられるのですが、これは水平三角形のパターンになるのではないかと考えます。
この水平三角形は、上値ラインが切り下がるのに対して、下値ラインはほぼ平らな、縮小型の三角形になると見られます。
三角形は5つの波で構成され、今は最後の5波をやっているのではないかと思います。
なお、この波を細分化し、ブレイクダウンした形は、次の通りとなります。
(1)波 : 99.08(6/24) ⇒ 107.47(7/21) 日柄は20日(両端入れ)
(2)波 : 107.47(7/21) ⇒ 99.53(8/16) 日柄は19日
(3)波 : 99.53(8/16) ⇒ 104.31(9/2) 日柄は14日
(4)波 : 104.31(9/2) ⇒ 100.07(9/22) 日柄は15日
(5)波 : 100.07(9/22) ⇒ 現在進行中
(1)~(4)波までの動きを見ますと、(1)~(2)波は20日前後、(3)~(4)波は15日前後となっています。
(5)波がどのタイミングで頭打ちとなるのかはわかりませんが、仮にここまでの流れと同じような間隔で日柄が縮小するかたちになると、10日前後というのが一つの候補となります。
9/22から10日前後経過するタイミングというのは、今週になります。
ただ、上記の見方は、あくまでも一つの考え方となるので、実際に今週(5)波が終了するかどうかはわかりません。
が、その時期は接近しつつあるような感じがします。
なお、(1)~(5)波の水平三角形の動きが終了した場合、その後の動きはレンジを下に抜けてくるという動きになると思います。
ドル円が下に抜け、円高方向に動いたタイミングで、株も下振れしてくると考えますので、10月相場は注意が必要ではないかと考えます。