2016年の4月からiDeCo(個人型確定拠出年金)に加入しています。
iDeCoは、加入が任意の私的年金になるのですが、次のような大きなメリットがあります。
①掛け金が全額所得控除の対象となる
②運用益が非課税
③年金受け取り時の税制が優遇される
なお、iDeCoに加入する場合、運営管理機関(金融機関)を決める必要があるのですが、私は他の金融機関と比較して手数料が安いという点と、扱っている商品のバランスが良いという点から、SBI証券を使っています。
「確定拠出年金はメリットが多いと思うので、SBIの確定拠出年金(401k)に加入する事にしたという話」
SBI証券は、他の金融機関と比較すると手数料は安いのですが、以下の手数料がかかるという点がネックでした。
①新規加入時の手数料:1,080円
②毎月の手数料:324円(管理資産の残高が50万円以上になると、手数料は0円になる)
しかし、2017年5月19日から、新規加入時の手数料と毎月の手数料が共に無料になりました。
5/19からSBI証券のiDeCoの手数料は完全無料化
特に大きいのは毎月の手数料324円が無料になったという点です。
これまでSBI証券では、管理資産の残高が50万円までは毎月の手数料は有料(324円)で、50万円以上になると毎月の手数料は0円になるという、段階的な手数料体系を採用していました。
しかし、これからは管理資産の残高にかかわらず0円となります。
iDeCoは長期に渡って運用するものになりますので、月々324円とは言え、月次のコストが0になる(※)メリットは大きいと思います。
(※)運営管理機関の手数料は0円になりますが、国民年金基金連合会への手数料(月103円)と、事務委託先金融機関への手数料(月64円)は必要になります。
なお、毎月の手数料0円はSBI証券でiDeCoを利用している人すべてに適用されます。
よって、これは、これから加入する新規加入者だけではなく、私のように既に加入している人にも適用されるものとなります。
前述したように、iDeCoは長期に渡って運用するものになりますので、月次でかかるコストがなるべく安い運用管理機関に加入する事が望ましいと考えられます。
なお、月次でかかるコストとしては、次の3点が挙げられます。(以下の①~③のうち、②はどの運用管理機関でもかかる共通の手数料となります)
①運用管理機関の手数料
②国民年金基金連合会への手数料(月103円)と、事務委託先金融機関への手数料(月64円)
③iDeCoで運用する、運用商品の信託報酬
これまでSBI証券の場合、③の信託報酬は安かったのですが、①の運用管理機関の手数料が管理資産の残高が50万円以上になるまでかかるという点がややネックとなっていました。
しかし、2017年5月19日からこの手数料は無料となりますので、SBI証券はiDeCoの運用管理機関(※)としては実質的に最強と言えるのではないかと考えます。
(※)運営管理機関には銀行等も参入しているのですが、手数料などで考えるとネット証券で口座を開設する事をオススメします。(銀行等よりもネット証券の方が手数料が安いので)
なお、私が個人型確定拠出年金の申し込みをした段階(2016年4月)では、ネット証券ではSBI証券ぐらいしか参入していなかったのですが、その後、ネット系証券の参入も増え、今ではマネックス証券や、楽天証券もこの分野に参入しています。