これまで日経平均2万円は、近そうでなかなか超えられない、遠い存在でした。
何度も大台を目指し、近くまで接近するものの、結局2万円を超えられずに打ち返されるという展開が続いていました。
しかし、今日は19970円で寄り付いた後、早々に2万円を抜けました。
そこからは上げに勢いがつき、13時50分には20239円の高値をつけるところまで上昇。
その後は引けにかけてやや押し戻れる展開となったのですが、大引けは+317円の20177円と大きく上げて日中の取引を終えました。
売買代金も前日よりも大きく増加して3.2兆円台となり、日中の商いも活発でした。
なお、昨日の日中高値が19887円に対して、今日の日中安値が19967円だったので、今日は昨日から80円程度マドを空けて上げるという動きとなりました。
米国雇用統計を受けてやや売られる展開となっているが‥‥
これまでなかなか超えられなかった2万円の大台を本日、とうとう突破しました。
今年の日経平均は、年初の1/5に19615円まで上昇し、大台まであと300~400円程度に迫った後、3月中旬まで19600~19700円を上限とする動きが続きました。
その後、4/17に18224円まで下落し、そこから切り返しに転じ、5/16には19998円まで上昇。
そこで再度打ち返されて、19449(5/18)まで下落。
そこから再び上に戻って、本日とうとう2万円の大台を超えるという動きになりました。
大台を目前にした揉み合いの動きが19615(1/5)から続いてきたと見ると、年初から5か月程度かかってやっとそれを抜けてきたという形になります。
なお、先ほど発表になった米国雇用統計が予想に届かなかったということで、為替が円高方向に振れて、日経平均先物も一時20060円まで下げるという動きになっています。
しかし、昨日の記事「日経平均は4日ぶりに反発で、5/25の戻り高値を抜ける。再び2万円突破を目指す展開に」でも書いたように、ここまで大台抜けにやや手間取る形になったので、大台突破となったここからは、暫く上げの勢いが強くなる展開となるのではないかと考えます。
※大阪取引所の日経225先物を買っても配当はつきませんが、くりっく株365で日経225先物を買えば配当がつきます。