今日はドル円が5/18の110円20~30銭の安値を割り込み、更に110円の大台を割れたということで、株は売られました。
日経平均は20122円で寄り付いた後、9時30分に20152円まで上昇。
そこからは為替の円高進行に追随する形で、下値を広げる展開に。
引け際の14時53分に、前日比で200円以上安い19948円まで値を下げ、最終的には▲190円の19979円でクローズとなりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.4兆円台でした。
昨日の記事「ドル円は110円割れがあるかもしれないが、日経平均が大きく下振れする可能性は低いのではないか」で、
「ドル円は110円を割れて、109円50銭程度まで行くかもしれません」
と書いたのですが、本日は夜間に入ってからも円高の流れは変わらず、109円20~30銭程度まで円高が進行しています。
ドル円は今日の下落で200日線の水準も割り込んできています。
ドル円は200日線の水準を割り込み、109円50銭も明確に割り込む
ドル円は本日、109円50銭も明確に割り込んで来ているので、この先は4/17につけた安値108円10~20銭程度を試しに行く展開となるのかもしれません。
ただ、この動きは、6/8のECB理事会やイギリスの総選挙、コミー前FBI長官の証言などのイベントを控えて、一旦リスクオフに動く動きではないかと考えます。
よって、まだ下値の余地はあるかもしれないのですが、現在進行中の円高はトレンドが円高に変わっての動きではなく、あくまでもドルが戻る過程の中での調整の動きになるのではないでしょうか。
なお、日経平均は6/2に2万円の大台を超えてきたので、大台割れはないかと思っていたのですが、本日、あっさりとこれを割れる動きとなりました。
この場合、日経平均は6/1~2にかけて19887~19967円でマドを空けているので、この水準を埋めにくる動きとなるのかもしれません。
ただ、前述したように、今週木曜日のイベントを前にして一旦リスク回避に動いている流れかと思いますので、仮にこの流れが続いたとしてもあと2日程度の動きとなるのではないかと考えます。