今日は北朝鮮関連の報道を受け、地政学的リスクの高まりを嫌気して円高が進行。
それに伴い、日経平均は▲257円の19738円と続落。
売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台でした。
本日は19928円で寄付き、前日よりも70円程度安い水準でスタート。
その後の日中高値は9時1分につけた19945円でしたので、昨日の日中安値19970円から25円程度マドを空けて下げる形となりました。
今日は寄り後から下げを広げる展開となり、後場寄り後の12時45分には前日比で300円以上安い19660円まで下落しました。
そこから引けにかけては、やや戻る動きとなったのですが、結局257円安で取引を終える形になりました。
ここのところ日中の値動きが小さい動きが続いていましたが、今日は日中高値19945円に対して同安値が19660円だったので、日中値幅は285円と久々に動きがある1日でした。
ここから下げたとしても、下値は限定的なのではないか?
ここまで日経平均は、20318(6/20)の高値と、19856(7/7)の安値の間で揉み合う動きが1か月半近く続いてきました。
昨日の記事「日経平均の動きが良くないので、一時的にレンジを下に抜けるという動きになるかもしれないが‥‥」で、レンジ下抜けの動きもあるかもしれないという事を書いたのですが、今日、19856(7/7)の安値を下に抜け、久しぶりにレンジ圏内からの動きから外れるという展開になりました。
今日の日経平均は、マドを空けて下げ、75日線(今日の時点で19874円)も割り込むという動きになったので、形としては嫌な感じの下げとなりました。
ただ、現状の日経平均のEPS(1株あたり利益)は1410円程度で、今日の下落で日経平均のPERは久しぶりに14倍割れとなっています。
前回14倍割れとなったのは、昨年の大統領選の時の13.76倍(11/9)になります。
仮に、EPSの水準が今日と変わらず、11/9の水準と同程度までPERが下がると、日経平均は19400円に。
また、18224(4/17)から20318(6/20)までの上げ幅+2094円の38.1%押しは、19500円程度となります。
これらの水準は、5/18につけた安値19449円と近いラインになるので、仮に更に下押しの動きがあったとしても、19400~19500円程度が下値ラインになるのではないかと思います。
また、200日線も19200円程度まで上がってきているので、ここから下げたとしても下値は限定的ではないかと考えます。