今日の日経平均は▲51円の20296円と5日ぶりに反落。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台でした。
本日は、為替市場の円安傾向継続などから、20413円で寄り付き、続伸で取引開始となりました。
9時9分に20417円まで上げた後は、北朝鮮の地政学リスクが再燃し、軟調地合いに転換。
後場入り後の12時51分には20249円まで下落。
一時は100円程度安い場面もありました。
その後はやや下げ幅を縮める動きとなり、引けは51円安の20296円でクローズとなりました。
なお、昨日は上昇でしたが、高寄り後に下げる動きとなったので、日足の形状は陰線引けでした。
そして今日も昨日と似たような展開となり、日足の形状は陰線となったので、これで2日続けて陰線が並ぶという形になりました。
仮に一旦スピード調整の動きとなったとしても、調整の期間が長く続く形にはならないと考える
日経平均は19239(9/8)の安値から、昨日つけた高値20481円まで、9営業日(両端入れ)で1242円上げてきています。
この間、4回のマド空けの上げを交えて上昇してきており、ここまでの上げのペースがやや早かったので、ここで一旦スピード調整の動きとなるのかもしれません。
ただ、調整局面から上昇相場に波動は転換してきているので、仮にスピード調整の動きとなったとしても、その動きが長引く形にはならないと考えます。
上昇相場の場合、波形はライトトランスレーション(所謂右肩上がり)の形状となるケースが多くなります。
ライトトランスレーションの場合、上げの期間 > 下げの期間という形になるので、ここまでの動きでは上げの期間が上述したように9営業日なので、下げの期間はそれよりも短いという形状となります。
そう考えると、仮に一旦スピード調整の動きとなったとしても、調整の期間は長くて来週いっぱいぐらいまで(※)で、その後は上げトレンドに回帰し、9/20の記事「年初の高値を奪還してきているので、次のターゲットは2015年半ばにつけた高値抜け」でも書いたように、2015年半ばにつけた高値である20952円(2015年6月24日)抜けを試す展開に入るのではないかと考えます。
(※)仮に、来週いっぱい(9/29まで)調整の動きが続くと、昨日つけた高値20481円からの調整期間は7営業日(両端入れ)となり、前述の上げの期間(9営業日)よりもやや調整期間が短いという波形形状になります。