先週木曜日から日経平均は高寄り後、上げ幅を縮めるという展開になっていますが、今日も同様の展開となりました。
朝方は為替の円安傾向等を受け、日経平均は20439円で寄り付き、高寄りでスタート。
安倍首相が2兆円規模の新たな経済対策を指示したことも支えとなり、9時9分には20454円まで上昇しました。
しかしそこからは伸び悩みとなり、13時27分には20367円まで上げ幅を縮小。
その後引けにかけてやや戻し、+101円の20397円で引ける形となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
なお、ザラ場ベースでつけた高値は9/21の20481円になるのですが、本日の日中高値は20454円だったので、ザラ場高値ベースでの高値更新とはなりませんでした。
しかし、引け値ベースの高値は、9/21の20347円なので、終値ベースでは高値抜けとなりました。
日経平均は先週木曜日から高寄り後、上げ幅を縮めるという展開になっているので、先週木曜日、金曜日と日足は陰線が並ぶ形になっています。
今日はその動きに変化が見られるかと思ったのですが、今日も同様の展開となったので、日足の陰線並びは今日で3日連続となりました。
高値圏で陰線が並ぶ形は、チャートの形状としてはあまり良い形とは言えません。
ゴールデンクロス示現となると、テクニカル上で見た場合の強気要素が増える形にはなる
しかし、日経平均は19239(9/8)の安値から、昨日つけた高値20481円まで、9営業日(両端入れ)で1242円上げてきているので、
9/22の記事「日経平均は昨日に続き陰線での引けとなる。ここまでの上げのペースがやや早かったので、ここで一旦スピード調整の動きとなるのかもしれない」でも書いたように、
この動きはここから大きく調整する動きを示唆しているものではなく、あくまでも目先的な上げのピッチを調整する、スピード調整の動きになると考えます。
なお、一目均衡表の遅行線は9/15に陽転となり、それを受けて日経平均の25日線はじりじりと上昇傾向にあります。
75日線が横ばい~やや上昇傾向で推移している中、25日線がじりじりと上昇しているので、チャート的には間もなくゴールデンクロス(GC)が示現する形になると思われます。
現状、25日線が19686円に対して、75日線は19868円なので、その差は200円程度となっています。
25日線と75日線が縮まるペースは、現状1日あたり20~30円程度となっているので、このペースでいくと来週あたりにはGCが示現する形になると思われます。
なお、直近でGCが示現したのは5/19になるのですが、この時はその1か月後の6/20まで上げる形になりました。
仮に今回もGCが示現する形となった場合、そこからどの程度、上げの期間が継続するのかはわかりませんが、テクニカル上で見た場合の強気要素が増えるという事にはなります。
(※)日経平均が上昇すると考えた場合、従来は大阪取引所に上場している日経平均先物を買うというケースが多かったのですが、今は以下の記事でも書いたように、日経平均先物を買うならば、くりっく株365で買った方が良いと考えています。
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