今日の日経平均は、高値警戒感が意識されて利益確定売りが先行。
前日よりも90円程度安い22849円で寄り付き、安寄りでスタートしました。
その後、9時37分に22759円まで下落し、下げ幅を広げる場面も見られました。
しかし、売り一巡後は押し目買いを支えに下げ幅を縮小。
▲23円の22913円で引ける展開となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.3兆円台。
これで売買代金3兆円超えは8日連続まで伸びました。
なお、今日の日中高値は22922円に対して、安値は22759円でした。
前日の始値が22518円に対して終値が22937円だったので、今日の日中は前日の始値と終値のレンジの中の値動きに終始する動きとなり、日足の形状は所謂「はらみ線」を示現する形になりました。
「はらみ線」が上昇相場が続いた後で出現すると、天井を暗示すると一般的には言われています。
2万円の大台を超えた後の節目到達までのピッチは、早くなっているとは言える
19239円の安値(9/8)から始まった今回の上げ相場は、2万円の大台を超えた後、21000円と22000円の節目を次々とクリアして上げがここまで続いてきています。
この節目到達の日柄をみると、次の通りになっております。
①日経平均の終値で、20000円を超えて21000円を到達するまでの日柄:17日
②日経平均の終値で、21000円を超えて22000円を到達するまでの日柄:11日
これをみると、①よりも②の方が短い期間で節目到達という動きになっています。
で、22000円の節目にのってから今日までの日柄を見ますと、22000円の節目にのったのが10月27日で、そこから今日で8日目となっております。
仮にここで終値で23000円を超える形になると、①、②よりも更に短い期間で節目到達となる形になります。
と考えると、昨日の記事「日経平均はバブル崩壊後の高値をついに更新!! デフレ相場は終焉に」で、
「セオリーではここら辺りで一服となるのですが、まだ止まらない可能性もあるかと思います」
と書いたのですが、今日の日中の動きなどからみると、23000円の節目を前にここら辺りで一旦足踏みとなるのかもしれません。
ただ、仮に一旦動きが止まる形となったとしても、中期的な上げトレンド自体には変化はなく、11/6の記事「仮にこの辺りで調整があるとしても、値幅調整ではなく、日柄調整となるのではないか」で書いたように、値幅を伴う値幅調整ではなく、日柄面での調整となるのではないかと考えております。