海外投資家による資金流入期待が広がる中、朝方は良好な企業業績を評価した買いが継続。
日経平均の寄り付きは70円程度高い22913円でスタートしました。
そこから買いが継続し、前引け前の11時28分には23382円まで上昇。
上げ幅は一時460円を超え、1992年1月以来25年10カ月ぶりに日経平均はが23000円台にのせました。
しかし、後場に入ると先物主導で下げ方向に転換。
利益確定売りに加え、あすのオプションSQ(特別清算指数)算出に備えたポジション調整売りが出たとみられ、14時32分には22522円まで下落。
下げ幅は一時400円を超える動きに。
その後は引けにかけて押し目買いが入って下げ幅を縮小し、▲45円の22868円で引ける動きとなりました。
なお、売買代金は前日よりも大幅に増加してなんと4.9兆円台で、今年最高となりました。
今日の日経平均の日中高値は23382円に対して、同安値は22522円だったので、日中値幅はこれまたなんと850円と、大幅に上下振れる1日でした。
ここから短期的に調整を入れるような動きとなるか?
昨日の記事「 日経平均は23000円まであと一歩だが、このまま節目到達となると、やはり上げのピッチがやや早すぎるという事になるのかもしれない 」で、
ここまで上げのピッチが速いので、「23000円の節目を前にここら辺りで一旦足踏みとなるのかもしれません」と書いたのですが、
今日の前場は23000円を楽に飛び越え、一気に23382円まで上げる動きとなりました。
あくまでもこれは引け値時点の価格となるのですが、今日の引け値時点で200日線は19842円なので、高値をつけた段階での200日線とのかい離は17.8%に。
200日線とのかい離は、直近では2014年12月14日の+16.86%が最高なので、一時その水準を超える展開となりました。
なお、昨日の時点では23000円を前にして一服すると思っていたのですが、そこで止まらず23382円まで行ってしまったので、これは2013年5月に急騰した時のように、いきつく所まで行かないと止まらないかもと思ったのですが、後場に入ると状況は一変。
一時400円を超える下げとなりました。
さて、これまでの上げ一辺倒の動きとは異なり、今日は日中大きく乱高下する動きとなったので、やはり引け値ベースで23000円を超える前の段階で、一旦動きが止まる動きになりそうな感じです。
ただ、ここから急落するような動きにはならず、短期的に調整を入れるような動きとなるのではないかと考えます。
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