前日のNY市場で、NYダウは8日続伸し、為替も1ドル109円台後半と円安基調にある中、外部環境を好感した買いが先行し、今日の日経平均は22889円で寄り付き、小高くスタートしました。
その後、寄り直後の9時1分に22912円まで上げ、一時22900円台に突入しました。
しかし、そこからは23000円台の節目を前にした利益確定売りや戻り待ちの売りに押され、徐々に水準を切り下げる展開に。
引け際の14時53分に22805円まで下げ、結局、日中のほぼ安値圏で取引を終えるかたちとなりました。
日経平均は▲47円の22818円で終了し、4日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日と同程度の2.7兆円台でした。
今日は一時2900円台をつけたのですが、その後買いは続かず。
23000円の大台を前に、動きが鈍くなるかたちとなりました。
NY市場は反転傾向で、ドル円も110円台にのせるなど、外部環境は好転する方向にある
先週金曜日の5/11に決算発表はピークを超えました。
日経平均EPS(1株あたり利益)は、決算発表ピーク前の5/9に1722円まで上げ、過去最高を更新しました。
しかし、翌日の5/10には1659円まで60円程度下落。
今日の段階で日経平均EPSは、1660円となっています。
5/10から日経平均EPSは伸び悩みとなっているのですが、決算発表がピークとなる5/11から、日経平均は一つの節目だった22500円台を突破。
5/11、5/14と上値を切り上げる動きとなったのですが、今日はその動きも止まる形となりました。
これまでは22500円台が一つの節目だったのですが、それを越え、今度は23000円台が壁となったという事かと思われます。
ただ、ドル円が現時点で110円台乗せとなっている他、NY市場ではsp500が5/10から一目均衡表の雲の上限を突破しており、チャートの形状が好転しています。
NYダウは、昨日の時点で一目均衡表の雲の上限が24980ドルにあるため、同上限抜けとはなっていませんが、雲の上限突破まであとわずかに迫っています。
日経平均は23000円の大台を前にして、一時的に足踏みする動きとなるかもしれないのですが、外部環境は好転する方向にあるので、近いうちに大台を回復する動きとなるのではないかと考えます。