米国による対中追加関税の発動が警戒されたほか、海外メディアの報道をきっかけに日米貿易摩擦も意識されたこともあり、今日も日経平均は安くスタート。
22351円で寄り付き、22372円で日中高値をつけた後は売りに押される展開に。
後場入り後の12時41分に22172円まで下げ、下げ幅は一時300円を超える場面もありました。
そこからは上海株がプラス圏で推移したことを支えに下げ幅を縮小。
日経平均は▲180円の22307円で引けとなりました。
なお、日経平均は今日も下げとなったことで、続落は6日まで延長。
売買代金は前日と同程度の2.2兆円台でした。
今日は3月の安値以降の下値ライン近辺まで到達した後、下げ渋る動きとなる
今日の日経平均は一時22172円まで下げました。
昨日25日線を割り込んだのですが、今日はそれに続き、75日線(今日の時点で22494円)、200日線(今日の時点で22412円)ともに下回る形となりました。
昨日の記事で、
「200日線も割り込んだ場合、20347(3/26)以降の主な安値を結んだラインが22150円あたりに位置していますので、仮に下げたとしてもこの近辺が下値ラインとなるのではないかと考えます」
と書いたのですが、今日はその近辺まで下げた後、下げ渋るという動きになりました。
なお、昨日の日中安値が22416円に対して、今日の同高値が22372円なので、本日は昨日に続いてマドを空けて下げるという動きになりました。
日経平均は今日で6日続落となり、2日続けてのマド空けでの下げとなったのですが、3月の安値以降の下値ライン近辺まで到達した後下げ渋る動きにもなりました。
ここのところ相場の弱さが目立っているのですが、このような動き方を見ますと、仮にレンジ相場が現在も続いているとしたら、切り返すとしたらそろそろかという感じもします。
レンジ相場の下限近辺にまで到達した後、反転する事ができるのか? 来週以降の相場に注目したいところです。