前日の米ダウは最高値を更新したものの、ドル高/円安進行が一服。
これをうけて今日の日経平均は24219円で寄り付き、下落して開始。
その後、前引け前にかけて下げ幅を縮める動きとなり、11時27分には24260円まで戻しました。
しかし後場に入ると売られる展開となり、13時26分には24030円まで下落。
前日比で240円近く売られる場面もありました。
節目となる24000円に接近する局面では押し目買いが入り下げ渋る動きとなり、引けにかけてはやや戻る動きに。
最終的には▲159円の24110円で終了。
日経平均は4日ぶりに下落する形となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.6兆円台でした。
相場の地合い的には今年よりも昨年の方が強かった、という事になるのか
本日はイタリアの財政問題への懸念が強まり下落したとの事ですが、ここの所の上昇で短期的な過熱感が強かったのでスピード調整で下落した、という所が実態ではないかと思います。
日経平均は9/7の22172円から上げがスタートし、昨日の日中高値24448円まで16日間(両端入れ)で2276円の上昇しています。
この間、騰落レシオ(25日)は9/26に136%まで上昇。
25日平均線とのかい離も、9/26に+4.91%まで上昇しており、指標的な面ではやや過熱感をあらわす数値となっていました。
ただ、今日の時点で騰落レシオは109%まで低下。
25日平均線とのかい離も、+3.77%まで縮小しています。
短期的な過熱感は出ていましたが、上げのトレンドが終わっているわけではないので、短期的な押し目を入れながらも上値追いの動きはまだ継続する形になると思います。
なお、9/27の記事で「今年も昨年の秋口と似たような相場展開となるのではないか」という事を書きました。
ただ、ここまでの動き方を見ますと、9/7の22172円から上げがスタートしてから今日までの間に既に100円以上下げた日が2回(以下)出ております。
9/27:237円安
本日:159円安
昨年の場合は、9/8の安値から上げが開始してから11月10日に187円安となるまで、日経平均が1日で100円以上下げる場面はありませんでした。
それに対して今年の場合は9/7の安値から上げがスタートしてから、今日の時点で既に2回も日経平均が100円以上下げる場面が生じています。
この点からすると、相場の地合い的には今年よりも昨年の方が強かった、という事になるのかと思います。
とすると、昨年と同じような展開にはなるという見方は修正しておいた方が良いか、という感じもしております。