朝方は昨日のNYダウの最高値更新や、円安などを背景に買いが先行し、日経平均は24242円で寄り付き、高くスタートしました。
しかし、日中高値は寄り直後につけた24247円で、そこから上値を伸ばすことができずに、今日も利益確定売りが膨らんだことでその後は値を下げる展開に。
後場入り後の12時48分には23923円まで下落し、下げ幅を180円程度に広げる場面もありました。
引けにかけてやや戻したものの、プラス圏までは戻れず、結局▲135円の23975円で終了となりました。
なお、日経平均は続落となりましたが、売買代金は前日よりも膨らんで3.1兆円台でした。
今日の下落により、日経平均は5日平均線(今日の時点で24144円)を割れました。
また、今日の下げ幅は135円で昨日に続き、日経平均の下げ幅は100円を超えました。
日経平均は22172(9/7)の安値から上げる動きが続いてきたのですが、10/2の24448円で一旦高値をつけた後は調整する形になっています。
日経平均は続落だが、今はミニ調整を入れている所と想定される
これまでは22172(9/7)の安値から上昇は、昨年の9/8の安値からの上げ局面と同じような形であまり下げを入れずにほぼ一本調子で上げる形になるかと想定していました。
しかし、昨日の記事で、昨年と同じような展開にはなるという見方は修正しておいた方が良いか、という事を書いたのですが、今日の動き方を見るとやはりそう見るのが妥当のように思われます。
なお、一本調子での上げとならない場合は、適度にミニ調整を入れながら上値を追う形になると考えられます。
イメージとしては、16592(2015年1月16日)から20655(2015年5月28日)まで上げた時と似たような感じになるか、というのが修正後の見方になります。
この時は、16592(2015年1月16日)から20655(2015年5月28日)まで上げる過程の中で、ミニ調整(※)を何度か挟みました。
(※)この時のミニ調整は、下げ幅は500~1000円程度で、下げの期間としては5~10日(両端入れ)でした。
よって、今後の動き方に関する修正後のイメージとしては、何度かミニ調整を挟みながら高値を目指す、というものになります。
なお、現時点では、10/2の高値24448円から、今日の日中安値23923円まで525円下落する形になっています。
下げ幅としては上述したミニ調整のレンジに入ってきましたが、下げの期間は10/2~4までで3日(両端入れ)なので、まだ少し足りないという事になります。
よって、もう少し調整を入れる形になるかもしれませんが、ミニ調整終了後は再度上値追いが再開する形になると考えます。