先週金曜日のNY市場は上昇でしたが、ムニューシン米財務長官が日本にも為替条項を求める意向を示し、円高リスクが警戒され、朝方から売りが先行。
日経平均は22501円で寄り付き、190円程度下げてスタートしました。
寄り直後の9時1分に22520円で日中高値をつけた後はほぼ一貫して売られる展開になり、引け間際の14時57分に22261円まで下落し、先週金曜日の安値22323円を下回りました。
結局、▲423円の22271円と大きく反落で、日中のほぼ安値圏で引ける動きとなりました。
売買代金は2.5兆円台で、3兆円の大台割れでした。
先週金曜日、日経平均は一時200日線を割れましたが、引け値ベースでは同線を回復して終了しました。
しかし、今日は200日線を割れた後、同線を回復できず、引け値ではそれを明確に割り込んで引けるかたちになりました。
ほぼ一本調子で下げる形が継続しているので、今週はどこかで数百円程度の戻りを入れる場面が入ってもおかしくないと考えるが‥‥
先週金曜日の引け方からすると、今日は一旦戻り方向に転じてもおかしくなかったのですが、戻りは続かずに下落となりました。
これで24448(10/2)から今日の日中安値22261円まで、9日間(両端入れ)で2187円下げる形となっています。
10/11の記事で書いたように、現状では、今回の下落は20347(3/26)近辺までいく可能性(※)もあると考えています。
(※)この先、21851(8/13)の安値を下回ると、その可能性は強くなると考えます。
ただ、仮にそこまで下げるとしても、一本調子で下げる形ではなく、数百円程度の戻りをその間に何度か挟みながら下げるという形を想定しています。
この点に関して、現状では24448(10/2)から今日の日中安値22261円まで、戻りらしい戻りを入れずに下げています。
よって、今週はどこかで数百円程度の戻りを入れる場面が入るのではないかと考えます。
(ただし、仮に戻りを入れたとしても、あくまでも中間反騰での上げになるため、戻り終了後は再び下げに転じ、直近の安値を下回る形になると想定します)