今日の日経平均は22871円で寄り付き、小幅高で開始。
その後、9時50分に22873円で日中高値をつけた後は下げ幅を広げる展開に。
上海総合指数が2%を超す下げとなった事も日本株の重しとなり、引け間際の14時56分に22637円まで下落。
▲182円の22658円で終了。
日経平均は3日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
10/16~17にかけて、22549~22765円でマドを空けていたのですが、本日、22637円まで下げた事でそのマドを一部埋めてくる動きとなりました。
また、寄り値が22871円に対して引け値が22658円だったので、今日の日足は陰線引けの形状でした。
今日の日足は、陰線包み線という形状が示現
昨日の日足が、寄り値が22806円に対して引け値が22841円だったので、日足の形状は小陽線でした。
前日の小陽線を今日の陰線が包み込むような形となったので、日足の形状としては、所謂、陰線包み線という形状が示現する形になりました。
この形状は、日経平均の他、TOPIXにも同じように現れています。
一般的には、高値圏で陰線包み線が出現すると、売り転換を示唆すると言われていますが、現状は高値から下落して少し戻った後に示現した形になります。
よって、これが出たから即、売り転換という事にはならないかもしれません。
ただ、一目均衡表の遅行線のここまでの動きを見ますと、10/11の急落で陽転状態から陰転に転換。
その後、10/16の反発で陰転状態から陽転に再度転換となっています。
しかし、仮に明日、終値で22664円(26日前の日足の水準)を超えられないと、遅行線は再び陰転入りする事になります。
現状、26日前の日足の水準は、22172(9/7)から24448(10/2)まで急ピッチで上昇した所に位置しています。
この点から鑑みますと、このまま遅行線が陽転状態を維持していく事は難しく、再度陰転入りとなる可能性の方が高いと見られます。
22261(10/15)の安値から昨日まで反発してきているので、10/15の安値で底入れしたのではとする見方もあるようなのですが、以上のような点から見ても、既に底打ちしたと見るのはまだ早いのではないかと考えております。