今日の日経平均は20701円で寄り付き、小高くスタートしました。
ただ、日中高値は寄り直後につけた20706円までで、そこからは売りに押される展開に。
サンバイオの急落をうけて、マザーズ指数も大きく値を崩したことで投資家心理が悪化。
日経平均は10時42分に20527円まで下落しました。
売り一巡後は、日銀のETF買いの思惑もあって、後場中盤に向けて下げ渋る動きとなりましたが、引けにかけてやや売られ、▲108円の20556円で引けました。
売買代金は前日よりも増加して2.4兆円台で、昨日に続いて2兆円台の大台維持となりました。
今日の日経平均の下落率は▲0.52%で、TOPIXの同率は▲0.41%でした。
一方で、マザーズ指数は▲8.09%と急落。
マザーズ指数は昨年12/25につけた安値749から戻り基調を維持してきたのですが、本日は大きく下落し、25日線をやや下回る水準まで下げてきました。
本日、 引け値ベースの直近安値を下回ってくる
本日、マザーズ指数が急落となった他、日経平均は20556円で引けました。
日経平均はこれまで、18948(12/26)の安値から、直前でつけた安値を割れずに上がる、所謂、下値切り上げ型の戻りが続いてきました。
しかし本日、引け値ベースの直近安値(1/24の20574円)を下回ったので、今日の下げで初めてこのパターンが崩れる事になりました。
これにより、戻り終了となった第1シグナルが点灯する事となったのですが、夜間市場で日経平均先物が一時20670円まで上げていたりするので、今のところはまだ大きく崩れるという感じの動きにはなっていません。
ただ、一目均衡表の遅行線の動きとかを見ますと、現在、26日前の日足水準に遅行線が接近しつつあります。(上記チャートご参照)
仮に今の水準をこのまま維持していれば、遅行線は陽転する形になります。
しかし、現在の形のように、遅行線が陽転しそうな所に近づいてきたところで、指数が下落に転じるというパターンの動き方も比較的よく見られるので、
今は遅行線が陽転する可能性よりも、陽転できずに指数が下げに転じる可能性の方に留意すべき所になるのではないかと考えます。
なお、現状の遅行線は、今日から26日前の日足水準(12/18時点)にあります。
仮に今以上の水準を維持したまま、あと3日ほど経過すると(つまり2/4になると)、遅行線は取りあえず陽転する形になります。
しかし、ここで前述したパターン(遅行線が陽転しそうな所に近づいてきたところで、指数が下落に転じるというパターン)が出るようだと、来週以降、相場が再び荒れる(つまり、ダメ押しの下げを入れる動きに入る)展開になるかもしれません。
現時点ではまだ目立った兆しは出ていませんが、その可能性があるという事は一応、留意しておいた方が良いのかもしれません。