本日の日経平均は22274円で寄り付き、前日とほぼ同水準で取引開始となりました。
そこから9時1分に22305円まで上げたものの、それ以上上値を買う動きにはならず、利益確定売りの動きが強まり下げ幅を拡大。
為替がやや円高方向に動いたことも重しとなり、14時56分に22058円まで下落し、下げ幅が200円を超える場面もありました。
そこから大引けにかけて多少戻し、▲187円の22090円で取引を終えました。
売買代金は前日よりもやや減少して2.2兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが192銘柄に対して、値下がりが1907銘柄で、全般的にほぼ安い1日でした。
なお、本日発表された4月第2週時点の海外投資家の売買動向は、その前の週に続き、2週連続で買い越しでした。
内訳は、現物が買い越しで、先物は売り越し。
3月までは現物は売り越しが続き、先物は買い越しが続くという構図でしたが、4月に入ってからは現物の買い越しが2週連続となり、海外投資家の売買動向に多少変化の兆しが見られるような感じになっております。
本腰を入れて買う局面ではないが、取り敢えず、ついて行けるところまでついて行くところ
今日の日経平均は6日ぶりに反落となりました。
今週に入ってから、月曜日は298円高、火曜日は52円高、水曜日は56円高と、やや上げ幅が縮まる傾向にあり、上値がやや重くなる感じもありました。
また、昨日まで5日連続で上げとなっていたので、今日の下落は短期的なスピード調整で取り敢えず下げた、という感じかと思われます。
なお、今日の下落で、日経平均は4/12~15にかけて空けたマド(21878~22102円)を一部埋めました。
一方、TOPIXは、4/12~15にかけて空けたマドが1611~1624に対して、今日の日中安値が1612まであったので、マドの水準をほぼ埋める形になりました。
日経平均に比べてTOPIXの動きが悪いという点は相変わらずになるのですが、今は日経平均主導で上げる相場になるので、この点はまあ仕方がないのかと思われます。
なお、 日経平均に比べてTOPIXの動きが悪いという点は、昨年12月の暮れから続く今の上げ相場が、アベノミクス相場の初期で見られたような本格的な上昇相場ではなく、調整する過程の中での中間反騰での戻り相場であるという事を示唆しているように思います。
よって、今は戻りに乗っていくスタンスが良いと思いますが、本腰を入れて買う局面ではないと考えています。
とは言え、まだ暫く戻り局面は続くと思いますので、現時点のスタンスは、戻りの行方を見ながら
取り敢えずついて行ける所までついて行く、という感じが良いかと考えております。