昨日のNY市場で、NYダウは一時300ドル近く上げていたのですが、トランプ米大統領が対中関税「第4弾」を9月に発動すると表明したことでリスクオフムードが強まり、一転して300ドル程度下げて終了。
外為市場では円高が進行したこともあり、日経平均は21211円で寄り付き、300円以上下げて開始。
その後もじりじりと下げ幅を拡大し、13時25分に20960円まで値を下げ、一時、下げ幅が500円を超えました。
そこから引けにかけてやや戻したものの、引けは▲453円の21087円で終了。
売買代金は2.8兆円台で、昨日に続いて2兆円の大台を超えました。
騰落銘柄数は、値上がりが129銘柄に対して、値下がりが1994銘柄で、値下がり銘柄が9割を超え、ほぼ全面安の1日でした。
これと似たような動きが3月の時にも見られたが……
今日の日経平均は400円以上、下げたので、7/18の422円安以来の下げとなりました。
これまでは7/18につけた20993円で当面の安値をつけたのではないかと思っていたのですが、今日の安値は20960円まであったので、上記安値を割れてきました。
相変わらず不安定な動きが続き、なかなか切り返してくる兆しが見えてきません。
ただ、今年は今と似たような動きが3月にも見られました。
この時は、3月8日に437円下落して3月11日に20938円まで下落した後、3月22日に21713円まで上昇。
その後、3月25日に650円安となり、20911円まで値を落としました。
そこが安値となって、4月24日に22362円まで上げる動きとなりました。
翻って、今回の場合は、7月18日に422円下落して20993円まで下落した後、7月25日に21823円まで上昇。
その後、本日、453円安となり、20960円まで値を落とすという動きになっています。
ここで似たような動きと言っているのは、3月8日に437円下落して、3月25日に650円安となるまでの日柄が11日(両端入れ)。
そして今回、7月18日に422円下落して、453円安となるまでの日柄は12日となっているので、大きく値を下げた間隔がほぼ同じとなっています。
3月の時は、2回の急落で2点底をつけるような形となって、以降、反発する形となりましたが、今回もそれと似たような動きとなるのでしょうか。
取りあえず、私は、これまでの記事で書いてきているように、ここでの下げは仕掛け的な売りで、急落につながるような下げではないと考えております。