前日、米議会上院が、「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決したと伝わり、米中対立の激化が懸念され、NYダウが100ドル程度下げて終了。
これをうけて今日の日経平均は、23176円で寄り付き、100円以上下げて取引を開始しました。
その後、切り返しに転じ、9時22分に23303円まで上げ、前日比でプラスとなる場面もありました。
しかし買いは続かず再び売りに押されると、11時4分に23086円まで下落し、日中の安値をつけました。
それ以降は安値圏でのもみ合いとなり、▲144円の23148円で終了。
日経平均は昨日に続いての下げで、続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台で、2兆円の大台を回復しました。
今のところ、NY市場が大きく崩れるような気配は出ていないので、日柄面での調整と考えるのが妥当か?
日経平均は9月に入ってから上昇基調に転換し、11/8の23591円まで上げが続きました。
その後、11/14に23062円まで下げ、引け値ベースで5日線を明確に割り込むと共に、同線が約1か月ぶりに下げに転じたことで、これまで続いてきた戻り傾向に変化が生じる最初のシグナルが点灯することになりました。
しかし、そこから11/15、11/18と2日続けて上げとなり、5日線を早期に回復してきたことで、早期にリカバーする可能性もあるかと思われました。
が、11/19から再び下落に転じ、今日の下落で5日線を再度下に割れる展開となったことで、やはり11/8の23591円で一旦戻りが止まった可能性が強くなりました。
なお、ここで問題となるのは、11/8につけた23591円の戻り高値からの調整が日柄面での調整となるのか、それとも値幅を伴って調整する値幅面での調整となるのか、という点になります。
今のところ、NY市場が大きく崩れるような気配は出ていないので、この点からすると日柄面での調整と考えるのが妥当のような感じもします。
日柄調整の場合は、11/1~5にかけて22852~23090円でマドを空けて上げているので、当該マド埋めを目指す感じの調整があるのかもしれない、という感じになるのかと思われます。
しかし、このマド埋めの水準でも下げが止まらずに、9/19につけた戻り高値22255円を割れる辺りまで下げてくると、値幅面での調整となる可能性が強くなり、8月につけた安値からの続いてきた戻り基調の動きに黄色信号が点灯する、ということになるのかと考えます。
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