前日の米株式市場は、原油価格の上昇を受けてNYダウが2.2%の上げとなりました。
これを受けて朝方は買い優勢で始まり、日経平均は17951円で寄り付き、130円程度プラスでスタートしました。
9時11分に18059円まで上げ、200円以上上げましたが、買い一巡後は新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されて、失速する形に。
後場に入ると更に売りに押される展開となり、14時32分には17646円まで値を下げて150円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、引けにかけて先物中心に買い戻しが入ったとみられ、最終的には+1円の17820円で終了。
日経平均は5日ぶりに小反発となりました。
このところ減少傾向が続く売買代金は、本日も前日より減少して2.3兆円台で、2.5兆円以下でした。
騰落銘柄数は、値上がりが467銘柄に対して、値下がりが1653銘柄で、日経平均は小反発となりましたが、全般としては値下がり優勢の1日でした。
ここから2番底をつけにいくのか? それとも一旦反発後、2番底をつけにいく展開となるのか?
今日の日経平均の安値は17646円まであったので、前日の安値17707円を下回りました。
これで、19564(3/25)の戻り高値からの下げ幅は1918円となりました。
なお、16358(3/19)から19564(3/25)までの上げ幅が+3206円なので、当該上げ幅の59.8%押したという事になります。
前日のNY市場で、このところの相場の下押し要因の一つであった原油先物が大きく上昇。
NY株も高かったので、今日は反発するかと思ったのですが、一応反発したものの、わずか1円の上げにとどまり、TOPIXはマイナスだったので、実質的にはNY高に追随できずにマイナスで終わったという事になります。
4月1日の記事でも書いたように、現状は、16358(3/19)の安値に対する2番底をつけにいく動きと見ているので、今日の動きはその見通しに沿った形での動きという事になります。
ただ、原油先物が反発してきているのはやや気になるところ。
このまま反転基調が続けば、もしかすると、下げがここで一旦止まり、再度、戻り高値の19564(3/25)方向に向けて反発するという動きになるかもしれません。
仮にこのような動きとなった場合は、4月半ばか4月末ぐらいにかけて切り返し、そこから2番底をつけにいく動きとなるかもしれません。
ここで一旦下げが止まるのか、それとも下げが止まらず、当初の想定通りここから2番底をつけにいく展開となるのか、今日の動きだけで判断するのは難しいので、とりあえず、来週前半あたりの動きも見て判断する必要があるかと考えております。