4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から2050万人減となり、1930年代の大恐慌以降で最大の落ち込み。
失業率も14.7%で戦後最悪となりましたが、織り込み済みとされて米国株市場への影響は限定的で、前週末のNY市場は主要3指数が上昇して取引を終えました。
これをうけて今日の日経平均は20333円で寄り付き、150円程度高くスタートしました。
9時1分に20285円で日中安値をつけたあとは上げ幅を拡げ、10時50分に20534円まで上昇。
4/30の戻り高値20365円を更新しました。
ただ、その後はやや伸び悩む展開となり、+211円の20390円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
どこで戻り基調が一段落するのかを見極めていく局面
先週末の日経平均の日中高値は20179円。
それに対して、今日の同安値は20285円なので、前日よりも100円程度マドを空けて上げる形になりました。
なお、先週金曜日も170円程度マドを空けて上げる形になっているので、これでマド空けでの上げは2日連続となりました。
3/19の安値16358円から戻り基調が継続しているのですが、今日の日中高値は20534円まであったので、同安値16358円からの上げ幅は4176円となっています。
改めて、ここまでの戻りの波動をブレイクダウンすると、以下の通りになっていると考えます。
1波:16358(3/19) ⇒ 19564(3/25) 値幅+3206円、日柄4日
2波:19564(3/25) ⇒ 17646(4/3) 値幅▲1918円、日柄8日
3波:17646(4/3) ⇒ 19922(4/17) 値幅+2276円、日柄11日
4波:19922(4/17) ⇒ 18858(4/22) 値幅▲1064円、日柄4日
5波:18858(4/22) ⇒ 現在進行中
なお、20365(4/30)で戻り高値をつけてから600円程度下落した事もあったので、5波目の戻りが20365(4/30)で終わった可能性もあると考えていました。
しかし、本日同高値を超えてきたので、まだ5波目の戻りは進行中という事になりました。
引き続き、戻り波動が進行中なのですが、18858(4/22)から本日までの上げの日柄は10日となります。(日柄は両端入れ)
5波目の前の3波目の戻りの日柄は11日なので、日柄面では3波目の戻りと近いところまで伸びてきたと言えます。
仮に、18858(4/22)からの5波目の戻りと3波目の戻りの日柄が同一となると、明日がその該当日という事になります。
今のところ戻り基調が継続していますが、以上のような点から見ますと、16358(3/19)から続いてきた戻り相場はそろそろ一段落してもおかしくないようにも思えます。
引き続き、どこで戻り基調が一段落するのかを見極めていく局面になります。