欧米など主要先進国で経済活動再開への動きが強まり、政府や中央銀行による景気刺激策への期待から今日も買い先行でスタートし、日経平均は21612円で寄り付き、200円程度高く始まりました。
国内でも政府が事業規模約117兆円、真水で33兆円の第2次補正予算が閣議決定された事も投資家心理に追い風になり、寄り後も買われる展開に。
後場に入ると米中対立懸念などからいったん伸び悩み、12時57分に21580円まで下げて寄り値を割り込む場面もありました。
ただ、戻り売り圧力は限定的で、後半は先物主導で上昇し、大引け前の14時59分に21926円まで上昇。
+497円の21916円で引け、日経平均は4日続伸となりました。
売買代金は3.4兆円台に膨らみ、2か月ぶりの高水準でした。
25日線との乖離は+8.62%で、短期的にはやや過熱感が出てきている
本日も大幅続伸。
昨日の日中高値が21475円に対して、今日の同安値が21580円なので、100円程度マドを空けて上げる形になりました。
また、引け値で22000円近くまで上昇してきたので、200日線(今日の時点で21656円)を超えてきました。
前回200日線を割れたのは2/27なので、約3か月ぶりに同線回復となりました。
なお、昨日の200日線が21655円だったのに対して、今日の同線が21656円なので、200日線が上向きに転換しました。
200日線が上向きから下向きに転換したのが2/27なので、同線が上向きに転換するのも約3か月ぶりという事になります。
今日から200日前は、昨年の8月頃になるのですが、この時は1.5ヶ月程度20000~21500円の水準で推移していました。
よって、ここから暫くは200日線は上向きで推移することになりそうです。
中期的なトレンドを示す200日線が上向きになると、相場の方向性も基本的には上向きになるのですが、ただ、同線が上向いた期間が短期間で終わり、再び下落するパターン(所謂ダマシ)もあるので、ここから200日線をどの程度の期間維持することができるのかがポイントとなってきます。
なお、今週に入ってから買い戻しが入り、戻りに勢いが出てきているので、もう暫く戻りが続くと思われます。
しかし、25日線との乖離も+8.62%となっているので、短期的にはやや過熱感も出てきているという所になります。