前日のNY市場は、新型コロナの感染者数の増加に歯止めがかからず、一部ではロックダウン(都市封鎖)を警戒する見方も台頭していることで、NYダウは続落。
これをうけて今日の日経平均は25405円で寄り付き、下落してスタート。
日本でも12日の感染者数が過去最多となり、「第3波」襲来による経済への悪影響が懸念され、9時7分に25456円まで戻した後は、12時34分に25215円まで下落。
一時300円以上下げる場面もありました。
ただ、その後は引けにかけ下げ渋る動きとなり、引けは▲135円の25385円で終了。
日経平均の続伸は8日で止まり、9日ぶりに反落する動きとなりました。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でした。
仮に調整する動きになったとしても、値幅調整ではなく、日柄調整か
前日、TOPIXは8日ぶりに反落で連騰が7日で止まり、本日は日経平均も下落となり、こちらは連騰が8日で止まりました。
昨日、さすがにそろそろ一息入れるかと書いたのですが、8日間で2500円以上上げる急騰だったので、やっと上げ一服となる形になりました。
今日の段階で日経平均は5日線(今日の時点で25200円)よりも上に位置していますが、TOPIXは続落で1703.22で引けたことで、5日線(今日の時点で1708.24)よりもやや下に位置する形になっています。
来週月曜日にTOPIXが3日続落となると、日経平均の上げも前日の高値25587円で一旦止まり、短期間で上げた動きを調整する形になるのかもしれません。
ただ、仮に調整する動きになったとしても、
①11月4日にマド空けでの上げで直近高値抜け
そして、
②11月5日の200日線の上げ転換で、6月から長い間続いてきたレンジ相場抜けが明確になっているので、値幅調整で下げるというよりは日柄調整で、25日線との乖離を埋める感じになるのではないかと考えています。
仮に調整する動きに入った場合は、調整一巡後、再び上値を追う展開になると考えますので、今後の上昇でどこまで上値を伸ばせるのか、先行きを期待して見ていきたいと思います。