新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中でも、好調な企業決算のほか、ワクチン開発への期待で株価が押し上げられ、先週末の米国株式市場は反発し、s&p500が終値として最高値を更新。
また、本日朝方に発表された2020年7―9月期のGDPがは年率換算で21.4%増となり、統計上比較可能とされる1980年以降で最大のプラス成長となりました。
これを好感した買いが入り、今日の日経平均は25652円でスタート。
その後も買い優勢で、14時13分に25928円まで上げ、26000円の大台にあと70円程度に迫る場面もありました。
そのまま高値圏で引け、+521円の25906円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は2.6兆円台でした。
小型成長株は、好決算にもかかわらず売られるケースが増えてきている
今日も地合いは強く、日経平均は11/12につけた高値25587円を更新してきました。
日経平均は10/30につけた22948円の安値から今日の日中高値25928円まで、10日間で2980円の上昇となりました。
短期的な上げのピッチが早いことから、25日線(今日の時点で23984円)との乖離は+8.02%。
75日線(今日の時点で23385円)との乖離は+10.78%まで拡大しました。
11/12に、さすがにそろそろ一息入れるか、と書いたのですが、11/13に一息いれた後ですぐに切り返し、本日、再び高値を更新する動きとなっています。
一体どこまで上げるのかという感じもするのですが、26000円の大台にも接近しているので、やはり感覚的にはそろそろ一息入れるのではないかと考えます。
なお、今日は日経平均は500円以上上げたものの、10月半ばまで好調だったマザーズ指数は反落となっています。
ここにきて、マザーズを中心とした小型成長株は、好決算にもかかわらず売られるケースが増えてきているので、これまでとは物色の流れに変化が生じてきているような感じもします。
よって、今後は、コロナデメリットで売られてきた株にも資金が回り、物色に幅が出てくる流れになるのではないかと考えます。