前日の米国株市場で主要株指数が揃って下落。
特にハイテク株比率の高いナスダック総合指数が急落となったことで、今日の東京市場もリスク回避の売りが先行し、日経平均は29198円で寄り付き、大きく下落して始まりました。
中国や香港市場などアジア株安も市場心理を悪化させ、後場に入ると更に売られ、13時7分に28711円まで下落。
一時下げ幅は800円を超えました。
その後は引けにかけてやや下げ幅を縮めたのですが、29000円台までは回復できず、▲628円の28930円で終了となりました。
売買代金は2.7兆円台でした。
日経平均とTOPIXで動きが異なるダイバージェンス状態が発生
2/26の1000円を超える急落で、28966円の安値をつけたので、そこで当面の安値をつけたかと思っていたのですが、本日、28711円まで下げたので、直近の安値を更新しました。
ただ、日経平均は2/26の安値を割れたものの、TOPIXの日中安値は1865.47までで、2/26の安値1864.49は辛うじて維持しました。
日経平均は2/26の安値を割れたものの、TOPIXは同安値を割れない形となっているので、日経平均とTOPIXで動きが異なる、いわゆる、ダイバージェンス状態が発生している、ということになります。
また、仮に明日反発となって、日経平均が2/26の引け値28966円を上回ってくると、このところ下落傾向にあった5日線が上向きに変わってきます。
ダイバージェンスの動きが生じて、下落傾向にあった5日線が上向きに変わってくると、反転に転じる兆しが生じることになるので、まずは明日反発することができるのかどうかが短期的に注目されるところになります。