朝方は、米長期金利上昇を背景に米国株式が下落した流れを受け、売りが先行。
日経平均は28725円で寄り付き、200円程度マイナスでスタートしました。
その後、11時12分に28308円まで下げ、一時下げ幅は600円を超えました。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となり、米株先物や上海・香港株が上げに転じたことや、日銀のETF買い観測も下支え要因となり、大引け間際に28867円まで上昇。
大引けは▲65円の28864円で終了となり、日経平均は続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.1兆円台で、3兆円の大台を回復しました。
日経平均の下げ幅は2000円を超えているが、下落率は10%以内となっている
本日、日経平均は一時28308円まで下げたので、2/16につけた高値30714円から2408円下げる形になりました。
下げ幅は2000円を超えているので、値幅としては大きな下げとなっているのですが、下落率でいうと▲7.8%で、10%を超える下げとはなっていないので、これまでの上げトレンドが壊れるところまでの下げにはなっていないと思われます。
よって、上昇過程の中の調整というスタンスは変わらずです。
なお、本日、日経平均は続落となったものの、TOPIXは反発となりました。
昨日の記事で、TOPIXは2/26の安値1864.49を割れず維持しているということを書いたのですが、本日、1859.88まで下げたので、同安値は割り込んでしまいました。
ただ、安値を割れたものの、引け値ではプラス圏まで切り返したのは底打ちの兆しなのかもしれません。
現状ではまだ底を打ったか否かわかりませんが、上昇過程の中の調整という見方があっていれば、かなりいい水準まで下げてきたことになると思われます。
来週はメジャーSQがあるので、それを通過することで反転の機運が芽生えるのかどうか、引き続き、動向を注視していくところになると考えます。