前週末の米国株市場では、大型追加経済対策の成立やワクチン普及を背景とした景気回復期待の高まりを受けNYダウが最高値を更新。
その一方でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は軟調でした。
これをうけて今日の東京市場は強弱感が対立する形となり、日経平均は29804円で寄り付き、高く始まった後、9時34分に29884円まで上げましたが、12時35分に29670円まで下落。
一時マイナスとなる場面もありました。
ただ、海運や空運、鉄鋼などの景気敏感セクターが買いを集め、これが全体相場を支える格好となり、引けは+49円の29766円で終了。
日経平均は5日続伸となりました。
売買代金は2.9兆円台で、3兆円の大台にはわずかに届かずでした。
ミニゴールデンクロスの示現が目前
※先週金曜日は更新が飛びました。現状、期末で超多忙なので、また更新が飛ぶかもしれません。あらかじめご了承願います。
本日の騰落銘柄数は、値上がりが1800銘柄に対して、値下がりが338銘柄でした。
これに伴い、騰落レシオ(25日)は120.33%まで上昇。
買われすぎとなる120%を超えてきています。
ただ、しばらく調整したのち、先週金曜日に25日線を超えてきたばかりで、同線(今日の時点で29549円)との乖離が大きく開いているわけではないので、過熱感があるという状況にあるわけではありません。
3/5に5日線が25日線を下回るミニデットクロスが示現したのですが、3/11に5日線が下向きから上向きに転換。
そこから5日線は上向き基調を持続しており、今度は5日線が25日線を上回るミニゴールデンクロスの示現(5日線が29352円に対して、25日線が29549円)が目前となっています。
この点からすると、3/9の記事でも書いたように、ここから2/16につけた高値30714円抜けを目指す動きになってくるのではないかと思われます。