前日まで日経平均株価は5日続伸していたことで連騰疲れがあったほか、米株市場でNYダウやナスダックが反発に転じたものの上値が重く、目先戻り売り圧力が意識されたこともあり、日経平均は28543円で寄り付き、100円程度安い水準でスタート。
その後、10時15分に28360円まで下落して、一時280円程度下げ幅を拡大する展開になりました。
ただ、そこからは押し目買いが入り、下げ渋る動きとなり、引けは▲93円の28549円で終了。
日経平均は6日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して5.5兆円台。
MSCI絡みの取引で3兆円規模の上乗せがあったと推察され、売買代金は2018年2月以来約3年3か月ぶりの高水準となりました。
これまでとは動き方に変化が現れ、戻り方向の動きが強くなってくる可能性も
昨日の記事で、「25日線(今日の時点で28716円)に接近してきているので、ここで一旦頭を押さえられる可能性もある」と書いたのですが、そこで一旦押し戻される動きとなりました。
5/13につけた27385円の安値から今日で戻りは10日目
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昨日つけた日中高値28710円で、5/13につけた27385円の安値からの戻り日柄は10日目になるので、ここから更に戻ることができるのか、それとも、これまでと同様にピークアウトとなるのか、目先動向が注目されるところにあります。
なお、夜間市場に入ってから日経平均先物が買われており、一時28700円をつけるところまで上げています。
明日、この地合いを引き継いで、昨日つけた日中高値28710円を抜けてくると、25日線(今日の時点で28671円)を超えてくるとともに、5/13につけた27385円の安値からの戻り日柄が12日目となるので、これまでとは動き方に変化が現れ、戻り方向の動きが強くなってくる可能性もあるのではないかと考えます。
目先、この点を注目したいと思います。