警戒されていたMSCIの銘柄入れ替えを前日に通過したことや、受け渡しベースではきょうから実
質6月となり需給要因が改善したことも、上値を追う要因となり、今日の日経平均は28912円で寄り付き、前日よりも300円以上高く始まりました。
その後も、国内での新型コロナウイルスワクチン接種の進展や、外為市場でドル/円が円安に振れていることも支援材料となり、上げ幅を拡大。
12時52分に29194円まで上げました。
そこからは高値圏での保ち合いとなり、+600円の29149円で終了。
日経平均は大幅に反発となりました。
商いは活発で、売買代金は3.1兆円台でした。
TOPIXは1947.44で引け、75日線を超えてくる
前日の日中高値が28587円であったのに対して、今日の同安値は28899円だったので、300円程度マドを空けて上げる形になりました。
本日の大幅高により、25日線(今日の時点で28649円)を大きく超えて、75日線(今日の時点で29246円)に近いところまで一気に上げてくる形になりました。
日経平均は75日線を超えることがまだできていないのですが、TOPIXは1947.44で引け、75日線(今日の時点で1933.07)を超えてきました。
また、TOPIXの日中高値は1949.28まであったので、5/10につけた直近の高値1955.51に接近してきているほか、一目均衡表の遅行線も陽転入りする所に近づいてきています。
これらの点からしますと、30714(2/16)の高値からの調整は5/13につけた27385円の安値で終了。
以降、30714(2/16)につけた高値方向を目指す動きになる可能性がかなり強くなってきたと考えられます。