前週末に日経平均が600円高となった反動から利益確定売りが先行。
日経平均は29019円で寄り付き、130円程度下げて始まりました。
その後、心理的節目の2万9000円を割り込むと、13時59分に28791円まで下落。
一時、300円以上下げる場面もありました。
そこからやや戻して大引けは▲289円の28860円で終了。
日経平均は3日ぶりに反落となりました。
今晩の米国株式市場が休場となるため、商いは低調で、売買代金は2.2兆円台でした。
5/27~28にかけて空けたマドを一部埋めてくる
先週の金曜日に、日経平均は75日線(今日の時点で29247円)に接近したのですが、そこで頭を押さえられる形となり、本日は下落となりました。
本日の下げで5日線(今日の時点で28750円)近辺まで押し戻されたほか、本日の日中安値は28791円まであったので、5/27~28にかけて空けたマド(28587~28899円)を一部埋める形になりました。
マドを埋めずに戻る方向が続けば、5/13につけた27385円の安値からの戻りの勢いは強いという形になったのですが、本日、商いは減少し、マド空けの翌営業日にマドを一部埋める動きとなったので、戻りの勢いが強いという感じではないように思われます。
直近の戻り高値が5/10につけた29685円になるのですが、これを超えてくると、30714(2/16)の高値から続いてきた、直近の戻り高値を超えられずに下落するというパターンに変化が生じてくることになります。
そうなると、30714(2/16)の高値からの調整は5/13につけた27385円の安値で終了した、という可能性がかなり強くなります。
が、今のところの高値は先週金曜日につけた29194円になるので、まだ直前につけた戻り高値を更新する所までには至っていません。
本格的に戻り方向に転じるためには、5/10につけた29685円の戻り高値を超えてくる必要があるので、まずは当該戻り高値を超えられるのか、という点が焦点となってきます。