今日の日経平均は27887円で寄り付き、60円程度高く始まりました。
10時21分に28128円まで上げ、一時上げ幅は300円程度となりました。
その後は戻り売りに押される形で急速に値を消し、後場は13時32分に27808円まで下げ、小幅ながらマイナス圏に沈む瞬間もありました。
ただ、下値では値ごろ感からの買いが入り、全体相場を支えるかたちとなり、引けは+68円の27888円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台でした。
新型コロナウイルスの感染者数の増加ペースに歯止めがかかってきているような感じも
本日は一時28128円まで上げ、7/26につけた28036円を一時上回りました。
しかし、その後、失速し、寄り値近辺で終了する形になったので、日足の形状は上髭ありの十字線で取引を終える形になりました。
7/30に27272円で安値をつけてから切り返す動きとなっており、本日、引け値ベースでも7/26につけた戻り高値28036円を上回ってくれば、相場反転のシグナルが点灯する所でした。
しかし、28036円を抜けた後、売りに押されて、引け値ベースでは28036円を超えることができなかったので、相場反転のシグナルが点灯する所までには至りませんでした。
相変わらず、新型コロナウイルスの感染者数増加に歯止めがかからないことが嫌気されているのですが、ここ最近の7日移動平均の対前週比の伸び率は鈍化する傾向にあります。
東京都の新規感染者数の7日移動平均の対前週比は、一時200%を超えていたこともあるのですが、本日の同比率は120%程度となっており、増加のペースにやや歯止めがかかってきているように思われます。
この点からすると、デルタ株の影響で新型コロナウイルスの感染者数が増加するという悪材料は、そろそろ織り込み済みとなってきているような感じもします。
この点が織り込まれてくれば、米国株に比べて日本株は出遅れていたので、その遅れを取り戻す動きになってもおかしくないのではないかと思われます。