前日の米国市場で、発表された雇用関連の指標が市場予想を下回ったことで景気先行きに対する不透明感が浮上してNYダウが下落。
これをうけて今日の日経平均は、27526円で寄り付き、50円程度下落してスタートしました。
ただ、寄り値が日中安値となり、好決算銘柄を中心に買いが入って上げに転じました。
9時39分に27741円まで上げたあと、一旦押し戻されましたが、引けにかけて再度戻り足となり、最終的には+144円の27728円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
好決算をうけて、日経平均EPSは上昇
本日、日経平均は反発となりましたが、騰落銘柄数は、値上がりが802銘柄に対して、値下がりが1290銘柄で、値下がり銘柄が優勢でした。
ただ、現在進行中の第1・4半期の決算発表は好調で、これをうけて、日経平均EPSは2107円まで上昇。
7/28の日経平均EPSは2031円だったので、そこから比べると70円程度上昇しました。
それに伴い、日経平均PERも13.16倍まで低下してきました。
なお、本日の上げにより、200日線(今日の時点で27906円)はまだ超えることができないものの、5日線(今日の時点で 27603円)は上回ってきました。
直近で7/30に27272円で安値をつけたあと、27834(8/2)まで戻して、そこから続落となっていたのですが、3日続落とはならず、とりあえず反転してきました。
ここから、27834(8/2)を超えてくると、まず最初の変化が、次に28036(7/27)を抜けてくると、2番目の変化が現れることになり、底打ちの可能性が出てくると思います。
下値を模索する動きは変わらずなのですが、7月下旬あたりから、下値がやや堅くなってきているような感じもします。
今はまだ微妙な変化ですが、この動きが本格化するのかどうか、引き続き、注目していくところかと考えます。