前日の米国株市場で主要3指数が揃って上昇し、S&P500は過去最高値を更新しました。
しかし、この流れを引き継ぐことはできず、日経平均は27612円で小幅安で寄り付いた後、9時34分に27488円まで下落。
一時27500円を割り込みました。
後場取引時間中に発表されたトヨタの4~6月期決算は好調な内容でありましたが、株価は決算発表後に売られる展開となり、相場全体を浮上させるきっかけにはなりませんでした。
引けは▲57円の27584円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.4兆円台でした。
再度27272円の安値割れを試す展開になる可能性もあるが‥‥
本日の騰落銘柄数は、値上がりが473銘柄に対して、値下がりが1648銘柄。
騰落レシオ(25日)は81.54%となりました。
また、日経平均EPSは前日の2049円から2075円に上昇。
これで日経平均PERは13.29倍まで低下しました。
直近で第1・4半期の決算発表が出てきているのですが、良い決算内容にもかかわらず、決算発表後に売られる銘柄も多いので、全般的な地合いとしてあまりよくない感じとなっています。
ドル円が108円台まで低下していることも、相場全般の足を引っ張る要素となっているのかとみられます。
なお、7/30に27272円で安値をつけたあと、戻りは27834(8/2)で止まり、大きく反発することができていないので、再度27272円の安値割れを試す展開になる可能性があります。
ただ、8/2の記事で書いたように、今の動きがダイアゴナルトライアングルをやっている所になるのであれば、7/30につけた27272円の安値を割れた後、切り返しに転じてくる可能性も考えられます。
相場が底入れする局面が近づいているような感じもするのですが、底入れが仮にあるとすれば、タイミング的には今月ではないかと考えています。