前日は大きく上げたのですが、今日の東京市場は、リスク回避の売りが優勢で、日経平均は27580円で寄り付き、200円程度下落してスタートしました。
9時23分に27724円まで戻したのですが、11時4分に27492円まで値を下げて、下げ幅が300円に迫る場面もありました。
新型コロナ感染拡大の影響を警戒して景気敏感株が売られたほか、中国のネット企業に対する規制強化の動きも懸念視する動きも見られましたが、引けにかけて戻す動きとなり、日経平均は▲139円の27641円で終了。
今日は反落の動きとなりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
保ち合い後は、上に動いてくるのではないかと考える
前日の大幅高の反動もあり、本日は下落して取引を終えました。
日経平均は7/30につけた安値27272円からの戻りが鈍く、200日線(今日の時点で27865円)を下回る形になっています。
日経平均は200日線を割れているのですが、TOPIXは1931.14で引け、200日線(今日の時点で1862.86)よりも上に位置しており、25日線(今日の時点で1934.69)と75日線(今日の時点で1931.98)近辺でもみ合う動きとなっています。
TOPIXの25日線と75日線が接近しているのは、6/20あたりから継続している動きとなるのですが、その間の両線はほぼ横ばいで推移する形になっています。
25日線と75日線がほぼ横ばいで推移しているということは、今の動きが保ち合いの状態にあるということを現わしていると思います。
日経平均は下値を模索する動きとなっているのですが、相場全体の動きを現わすTOPIXは保ち合いの動きとなっているので、この点から見ますと、地合いとしては悪くないのではないかと思えます。
なお、このような保ち合いの動きはいつまでも続くわけではないので、いずれ上に動くか下に動くかしてトレンドが出てくるのですが、保ち合い後の動きはTOPIXの動きから鑑みると、上に動いてくるのではないかと考えております。