きょうの東京市場は、主力株中心に広範囲に買い戻しが入り、日経平均は27493円で寄り付き、210円程度高い水準でスタート。
中国や香港などをはじめアジア株市場が総じて堅調な値動きを示したことや、米株価指数先物が強かったことも市場のセンチメントを強気に傾け、13時38分に27834円まで上昇。
一時上げ幅は500円を超えました。
そのまま日中の高値で引け、+497円の27781円で終了。
日経平均は反発で終了となりました。
売買代金は2.4兆円台でした。
仮にダイアゴナルトライアングルをやっているとしたら、切り返しに転じてくる前触れとなるのかもしれない
依然としてデルタ株が猛威をふるっており、新型コロナウイルスの感染拡大は続いています。
新規感染者が急激に増えていることはネガティブ要素になるのですが、これにより、ワクチン接種を様子見にしていた人が接種に動き、ワクチンの接種割合を押し上げる方向に動いてくる可能性もあるので、見方によってはネガティブ要素だけではないのかと思えたりもします。
なお、直近の日経平均の動きを見ますと、7/1328852円から7/20の27330円まで下落。
その後、7/26に28036.47円まで上げた後、再び下落して7/30に27272円まで下落して、7/20の27330円を割り込む動きになりました。
ただ、そこから切り返しに転じて、今日は大きく反発して引ける形になっています。
今のところ、安値を割り込んでもすぐに切り返す動きになっているのですが、この動きはもしかするとダイアゴナルトライアングルをやっている所になるのかもしれません。
下値圏で出現するダイアゴナル・トライアングルは、相場が反転してくる兆しとなるので、注目されるところです。
なお、仮にダイアゴナルトライアングルをやっているとしたら、再度下落して7/30につけた27272円の安値を試す可能性もあります。
ただ、そこで仮に7/30につけた27272円の安値を割り込んだとしても、ダイアゴナルトライアングルをやっているとしたら、同安値を大きく割り込まずに反発してくる形になると思いますので、ここからどのような動き方をしてくるのか、注目されるところです。