前日の米株式市場で、NYダウが3日続伸して最高値を更新。
日経平均は28038円で寄り付き、小高く始まりましたが、9時40分に27949円まで下落。
そこから切り返して11時18分に28070円まで上げましたが、その後は失速。
お盆入りで市場参加者も限られるなか、週末要因も重なり積極的な売買は手控えられ、引けは▲37円の27977円で終了。
日経平均は小幅続落となりました。
売買代金は前日並みの2.3兆円台でした。
日経平均とTOPIXとの間でダイバージェンスが発生している
日経平均は続落し、引け値ベースで28000円を割り込みました。
また、200日線(今日の時点で28016円)を再び下回る動きとなっています。
ただ、日経平均は続落となりましたが、TOPIXは反発し、1956.39で終了。
TOPIXの200日線は今日の時点で1873.4なので、日経平均と比べると、同線よりもだいぶ上の方に位置している形になっています。
TOPIXは3/19に2013.71で年間高値をつけたあと、5/13に1845.72の安値まで下落しましたが、それ以降、同安値を割れずにここまで来ています。
一方、日経平均は2/16に30714円で年間高値をつけたあと、7/30に27272円まで下落しています。
日経平均とTOPIXの動きを比べると、TOPIXは日経平均よりも2.5か月程度前に安値をつけてここまで同安値を維持してきているので、日経平均とTOPIXとの間ではダイバージェンスという動きが生じています。
ダイバージェンスの発生は、トレンド転換を示唆するものになるので、TOPIXが5/13につけた1845.72の安値を維持したまま、直近の高値である7/13の1973.35を抜けてくると、6/16の1983.13から続く高値切り下げの動きが転換してきます。
高値切り下げの動きが転換してくると、TOPIXは3/19につけた2013.71の年間高値を目指す動きになると思われます。
TOPIXが年間高値を目指す動きになれば、日経平均がそれを追随する動きになると考えます。