前日の米株式市場で、NYダウが239ドル高と反発し、ナスダック指数は最高値に上昇しました。
ただ、アップルやアマゾンの決算がさえず、NYダウ先物が下落して推移したことから、日経平均は28819円で寄り付いた後、10時21分に28475円まで下落。
一時下げ幅は300円を超え、28500円の節目を下回る動きとなりました。
しかし、下値には買いが入り、後場に入るとプラス圏に切り返して12時30分に29000円まで上昇。
ただ、明日の衆院選を控えて神経質な値動きとなり、後場に入り一進一退の状態となり、引けは+72円の28892円でクローズしました。
売買代金は3.5兆円台で、3兆円を超えました。
日経平均の日中値幅は500円を超えたが、引き続き保ち合いの動きが継続
今日の日中値幅は500円を超え、上下に大きく振れる動きとなりました。
騰落銘柄数は、値上がりが1026銘柄に対して、値下がりが1052銘柄で、指数は上げとなりましたが、売り買いが拮抗する1日でした。
本日も上値は25日線(今日の時点で28789円)近辺、下値は75日線(今日の時点で28572円)近辺での動きとなり、引き続き方向感が見えない動きでした。
現状、保ち合いの動きが継続している形になるのですが、これが明日の衆議院選挙の結果をうけて、来週以降、上か下か、どちらかの方向に動いてくるのか、注目されるところです。
現状、30795(9/14)と29489(10/20)が上値抵抗ラインとなっているので、このラインを抜けてくると、上方向に動く展開になってくると思われます。
一方、10/25の28472円と、本日の28475円で、一旦下値が止まる動きとなっているので、この水準を割り込む動きとなってくると、10/6につけた27293円を試す動きとなる可能性もあると思われます。
現時点では、上か下か、どちらに動くのか予想はしづらいので、上下どちらかに動きが出るのを待つ局面になるのかと考えます。