前日の米株式市場では、NYダウが下落しましたが、ナスダック指数は上昇。
この流れを受け、東京市場でも半導体などハイテク株が高く、日経平均は29381円で寄り付き、100円程度高く始まりました。
その後も買い意欲は強く、不動産や建設、卸売りのほか鉄鋼、自動車といった景気敏感株も買われ、9時37分に29661円まで上昇。
上げ幅が400円に迫る場面もありました。
そこからはやや伸び悩みましたが、引けは+332円の29609円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.9兆円台でした。
29880円(11/4)を抜けてくると、上げ方向への動きが明確になってくる
本日の騰落銘柄数は、値上がりが1697銘柄に対して、値下がりが421銘柄で、値上がり銘柄が全体の8割程度を占めました。
11/4から10まで5日連続で陰線引けとなる等、地合いは良くなかったのですが、昨日から反発に転じて本日5日線(今日の時点で29357円)を明確に超えてきました。
また、本日の引け値が11/5の引け値29611円とほぼ同じとなったので、5日線は下落から横ばいに転じてきました。
月曜日の終値が、11/8の引け値29507円よりも上になると、5日線が上向きに転換してきます。
日経平均は昨日の安値29040円から反転してきているので、来週の月曜日以降、更に上昇して29880円(11/4)を抜けてくると、上げ方向への動きが明確になってくるように思われます。
この場合、11/10の記事で、「まだ調整局面が続いているとした場合、下値の目途は26378円?」と書いたのですが、この見方はなくなってくると思われます。
日経平均は4日続落で、5連続で陰線引け
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ここでもたつくことなく、29880円(11/4)を抜けてくる展開をここからは期待したいところです。