前日の米国株市場は、目先高値警戒感から利益確定の動きが表面化し、主要3指数ともに上昇一服となりました。
これをうけて今日の日経平均は軟化して始まり、29209円で寄り付き、下落してスタートしました。
10時18分に29296円まで上げ、一瞬プラス圏に浮上する場面もありましたが、その後は売り直され、後場に入ると一段安に。
引け際に29079円まで下げて、安値圏で終了。
日経平均は▲178円の29106円で取引を終え、4日続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台でした。
まだ調整局面が続いているとした場合、下値の目途は26378円?
本日、29079円まで下げたので、10/29~11/1にかけて空けたマド(29000~29267円)を昨日に続いて埋めてくる動きとなりました。
TOPIXの安値は2006.5まであったので、10/29~11/1にかけて空けたマド(2005.23~2022.5)をほぼ埋めてきました。
10/6に27293円で安値をつけてから上げ波動に転換しているのであれば、上記マドを埋めずに上げてくると思うのですが、ここでほぼマドを埋めてくる動きとなっているので、11/8の記事で書いたように、30714(2/16)から続く保ち合い相場がまだ続いているという可能性が強くなってきたように思われます。
仮にこの見方が正しいとすれば、今は30714(2/16)からA波⇒B波⇒C波の3波動で調整する動きの中にあるとみられます。
A波(下げ):30714(2/16)⇒26954(8/20)
B波(戻り):26954(8/20)⇒30795(9/14)
C波(下げ):30795(9/14)⇒現在進行中
現在はC波のうち、1段目の下げが30795(9/14)から27293(10/6)まであった後、2段目の戻りが27293(10/6)から29880(11/4)まであり、そこから3段目の下げが進行中ということになります。
この場合、この3段目の下げが終わった後、上げ波動に転換してくるということになるのですが、1段目の下げ幅(▲3502円)と3段目の下げ幅が同程度になる26378円あたりが3段目の下値の一つのメドということになると思われます。