前日の米株安を受けて、日経平均は29597円で始まり、続落で開始となりました。
その後も時間外取引での米株先物の軟化や香港ハンセン指数、上海総合指数などのアジア株の下落を嫌気し、前引けにかけて徐々に下げ幅を拡大。
11時23分に29402円まで値を下げました。
そこから一転して切り返し、14時16分に29715円まで上昇。
一時、プラス圏まで浮上する場面もありましたが、引けにかけて再度軟化。
日経平均は▲89円の29598円で終了し、続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でした。
29489(10/20)以降、上げ過程の中の調整局面か
日経平均は一昨日、昨日と3万円の大台に迫る場面がありましたが、そこから下落し、本日、一時29500円割れとなりました。
ただ、そこから切り返して、寄り値とほぼ同水準で引けたので、日足の形状は十字線の形となりました。
日経平均は11/16に29960円まで上げ、11/4の29880円を抜けたのですが、そこから再度軟化する動きとなっていますので、27293(10/6)でつけた安値から切り返す方向にあるものの、本格的な上げトレンドへの回帰とはなっていないようです。
その間の動きをみると、27293(10/6)から29489(10/20)まで比較的勢いよく上げたのですが、それ以降は直近の高値を抜けるものの、その後の上げは持続性に欠けるという動きになっています。
この動き方からみると、29489(10/20)以降は、下値を切り上げる形になっているものの、27293(10/6)から29489(10/20)までの上げに対する調整をやっている動きとみるのが適当ではないかと思います。
この間の調整の動きは、5波構成のトライアングル型の調整の動きとみることができるように思われます。
仮に5波構成のトライアングル型の調整の動きをやっているのであれば、29960(11/16)からは最後の調整の動きをやっている、と見れなくもないです。
仮にその見方が正しいとしたら、29960(11/16)からの下落は29040(11/11)の安値を割れる水準まで下がらず、反発に転じてくるのではないかと考えます。