前週末の欧州株市場が全面安だったことや、米国株市場でも景気敏感株を中心に売られてNYダウで下値模索の動きが続いていることから、日経平均は29618円で寄り付き、100円以上下げてスタートしました。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となり、後場に入ると一段と下げ幅を縮小、堅調な値動きを示す米株価指数先物の動きを横目に日経平均はプラス圏に浮上。
13時29分に29806円まで上げました。
そのまま小高い水準で取引を終え、+28円の29774円で引けました。
日経平均は小幅続伸で終了。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
レンジを抜けて動きが出てくるのを待つ局面
本日は日経平均はプラスで引けたのですが、TOPIXは小幅マイナスでの引けとなり、まちまちの展開でした。
今のところ、29500円近辺まで下げると押し目買いが入って下げ渋るのですが、3万円の大台に接近すると上値が重くなり、押し戻されるという動きが続いています。
10/6に27293円で安値をつけてから下値を切り上げる形で戻る方向にあるのですが、なかなか一気に上値を切り上げるという展開にはなっていません。
このため、方向性を見極めるのが難しいのですが、今のところは徐々にではあるのですが、下値を切り上げる形になっているので、トレンドとしては一応、上となっています。
直近の安値が29040(11/11)で、高値が29960(11/16)となっているので、目先的にはこれをどちらに抜けてくるのかが焦点となります。
流れ的には、下値切り上げとなっているので、29960(11/16)を抜けて3万円の大台乗せとなるのではないかと考えているのですが、3万円の大台に近づくと上値が重くなっているので、ここからどう動いてくるのか、見極めが難しいところです。
とは言え、いつまでも29500~30000円の狭いレンジの中で動くという展開はありえないので、どこかでレンジを抜けてくると思います。
今はレンジを抜けて動きが出てくるのを待つ局面になるかと考えます。