前日の欧州株市場は軒並み高でしたが、米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数が終盤値を崩したことを受け、主力株中心にリスク回避の動きが優勢となり、日経平均は27716円で寄り付き、200円程度安く始まりました。
9時3分に27644円まで下げましたが、そこからは切り返す動きとなり、9時31分に27938円まで上昇し、一時プラス圏に浮上する場面もありました。
ただ、買いは続かず下値抵抗力は発揮したものの、後場終盤に手仕舞い売りが出て再び下げ幅を広げる動きとなり、引けは▲182円の27753円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.1兆円台でした。
来週のメジャーSQに向けて下げ継続か?
前日、4日ぶりに反発となりましたが、再び下落となりました。
本日の安値は27644円だったので、前日つけた安値27594円は割らずに、かろうじて維持しました。
なお、30795(9/14)から27293(10/6)までの下げが1段下げ。
それに対する2段目の下げが29960(11/16)から進行中という見方もできるのですが、30795(9/14)から27293(10/6)までの下げの日柄は15日でした。
それに対して、29960(11/16)からの下げの日柄は今日で12日になります。
1段目の下げの日柄と同程度下げる形であるとすると、来週の前半あたりまで下げる形になります。
来週は12/10にメジャーSQがあるので、そこに向けて下げが継続するかもしれません。
ただ、騰落レシオ(25日)は、今日の時点で69.23%となり、70%を割り込みました。
昨年のコロナショックの時は40.1%まで下げたのですが、それは異常値として、その前に騰落レシオ(25日)が70%を割れたのは2018年12月21日の69%以来です。
2018年の時は、その翌日に1010円安と大きく下げたこともあり、同レシオが65.6%まで低下。
更にその翌日に18948円で底を入れ、その後、2020年1月17日の24115円まで上げる形になりました。
松井証券のマザーズ指数の信用買い残の評価損率も▲28.47%まで低下しており、これも2018年12月につけた水準に近いところまで低下してきています。(この時は、12月25日に▲34.96%まで低下)
まだ下げる余地はありそうですが、指標的には底打ちに近いものも出て来ているので、どこで反転してくるのか、見極める局面も近づいてきているような感じもします。