前日の米国株市場で主要株価指数が揃って下落したものの、終盤急速に下げ渋った流れを受けて、今日の日経平均は27096円で寄り付き、買い優勢でスタート。
寄り直後の9時3分に27100円まで上げたものの、そこからは売りに押される展開に。
10時3分に26777円まで下げて、一時前日比でマイナスとなる場面もありました。
その後は後場寄りに大口の買いが入り、戻る展開となり、大引けは+185円の26985円で終了。
引値で27000円台には届きませんでしたが、3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.2兆円台でした。
反転のきっかけ待ちの状況が続く
本日は高寄り後に売られましたが、その後切り返す展開となって引けたので、日足の形状は昨日に引き続き下ヒゲありの小陰線となりました。
また、本日反発となったことで、5日線(今日の時点で26978円)を再び超えてくる形になりました。
なお、本日25日線(今日の時点で27224円)が75日線(今日の時点で27219円)を超えてきているので、一応ゴールデンクロス(GC)が示現する形になっています。
TOPIXも25日線(今日の時点で1921.03)が75日線(今日の時点で1918.85)を超えてきているので、こちらもGCが示現する形になっています。
ただ、日経平均、TOPIXともに75日線が下落している中でのGCなので、真正のGC示現とはなっていません。
75日線が下向きから上向きに切り替わってくる中でのGC示現であれば、強気要素と見る事ができるのですが、残念ながら同線が下落している中でのGC示現なので、強気要素と見る事はできません。
株価が現在の水準に位置している限り、まだしばらくは75日線が上向きに変わってくることはないので、本日示現したGCは、今後ダマシとなる可能性もあります。
よって、まだしばらくは反転のきっかけ待ちという状況が続くのかと思われます。