今日は、前週末の米国市場で株価が急反発したことを好感し、日経平均は27233円で寄り付き、300円以上上げて開始しました。
9時41分に27308円まで上げ、一時上げ幅は400円を超えました。
ただ、中国の新体制による政治・経済政策など不透明要因が警戒され、買い一巡後は上げ幅を縮
小して伸び悩む展開に。
日経平均は+84円の26974円で反発となったものの、大引けで日中安値をつけて安値引けとなりました。
売買代金は2.6兆円台でした。
レンジをブレイクする場合は上方向に抜ける可能性の方が高いのではないか
今日は高寄りで始まり、27399(10/6)の戻り高値抜けも狙えるかと思ったのですが、27308円までで上げが止まり、上げ幅を縮小して終了しました。
また、日中安値は26974円だったので、前日からマドを空けて上げる形にはなりませんでした。
NYダウが+2.74%の上げだったのに対して、日経平均の上げは+0.31%で、日足の形状も陰線だったので、米国株が上げた割には日本株の動きは冴えない1日でした。
現状、日経平均は25621(10/3)が安値で、27399(10/6)が高値の三角保ち合いの中のレンジ相場となっています。
日本株が上方向に行くためには、三角保ち合いの中のレンジ上限である27399(10/6)を抜けてくる必要があります。
今は、このレンジ上限が上値の壁となって、そこに近づくと押し戻される動きが続いています。
ただ、一目均衡表の遅行線は、26日前の日足水準に接近しつつあり、このままいくとあと5日程度で遅行線が26日前の日足水準に追いつく形になります。
この点から鑑みると、遅行線が26日前の日足水準に追いつくタイミングで、三角保ち合いをブレイクする動きも出てきそうな感じもします。
なお、三角保ち合いをブレイクする場合、上に行ってブレイクするパターンと、下に行ってブレイクするパターンとが考えられますが、25621(10/3)に当面の安値をつけたとすると、レンジをブレイクする場合は上方向に抜ける可能性の方が高いのではないかと考えます。