前週末の米国株市場では、市場予測を上回る企業決算が相次いだことが投資家のセンチメントを強気に傾け、NYダウが800ドルを超える大幅高で6日続伸したほか、ナスダック総合株価指数も3日ぶりに急反発。
これをうけて今日の日経平均は、27404円で寄り付き、300円程度高く始まりました。
その後も主力株をはじめ幅広い銘柄が買い優勢となり、15時に27602円で高値をつけ、+482円の27587円で終了。
日経平均は3日ぶりに大幅高となりました。
売買代金は3.1兆円台でした。
一目均衡表の遅行線は約1.5か月ぶりに陽転
日経平均は27578(10/26)で、27399(10/6)の戻り高値を高値を抜けた後、2日続落となったので、保ち合い上限はぬけていないかと思ったのですが、今日の高値は27602円まであり、27578(10/26)の高値を抜けてきました。
これで再び200日線(今日の時点で27177円)を回復してくるとともに、75日線(今日の時点で27560円)も抜けてきました。
TOPIXも1929.43で引け、200日線(今日の時点で1911.24)を抜けるとともに、75日線(今日の時点で1927.87)も抜けて上に来ています。
TOPIXについては、まだ10/6の戻り高値1930.47を抜けることができていないのですが、同高値をこれから抜けてくると、日経平均とともにレンジ上限を上に抜けるという形になってきます。
よって、明日以降も今日の地合いが継続して、TOPIXについても10/6の戻り高値1930.47を抜けてくることができるかどうか注目されます。
なお、今日上昇したことで、一目均衡表の遅行線も約1.5か月ぶりに陽転となりました。
このまま上げる地合いが続けば、一目均衡表の遅行線の陽転状態は継続し、これと併せて、これまで下落傾向が続いてきた25日線も上向きに転換してきます。
ということで、ここにきてポジティブ要因が増えてきたので、ここから戻りが継続して、29222(8/17)の高値を目指す方向に動きになる可能性が強くなってきたような感じがします。