前週末に発表された3月の米雇用統計の結果が事前の市場コンセンサスとほぼ一致したことから過度な不安心理が後退。
日経平均は27658円で寄り付き、140円程度高く始まりました。
9時17分に27737円まで上げた後、10時35分に27597円まで値を下げ、そこから戻して大引けは+115円の27633円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は1.9兆円台で、本日も2兆円の大台割れとなり、薄商いでした。
日経平均は戻りを試すも、25日線は引け値でまだ超えられず
本日の日中高値は27737円まであったので、4/5~6にかけて空けたマド(27609~27788円)をほぼ埋めてきました。
しかし、下向きの5日線(今日の時点で27745円)まではまだ届いていません。
また、25日線(今日の時点で27728円)も、一時超えたものの、引け値ではまだ超えられていません。
ここから引け値で25日線を回復し、下向きの5日線が上向きに転じてくれば、28287(4/4)の直近高値を超える方向に動いてくると思われます。
なお、日経平均の動きのカギを握るとみられるドル円は、直近で132円台後半をつけるところまで戻してきています。
ドル円は133円75銭(4/4)まで戻した後、3日程度円高方向に振れて、そこから切り返して再び戻り方向に動いてきています。
このままドル円の戻りが続けば、日経平均の戻り方向への動きのフォロー要因になると思われるので、ドル円の動きも注目されるところです。