前日の米国株市場では、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容がややタカ派寄りながら想定内との見方が徐々に広がり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇。
これを受けて今日の日経平均は、32280円で寄り付き、110円程度高い水準でスタート。
9時33分に32389円まで上げましたが、上値は重く、上げ幅を縮小する展開に。
11時1分に32186円まで値を下げました。
そこから再度上げに転じたものの、勢いにかけ、大引けは+56円の32226円で終了。
日経平均は、小幅に続伸となりました。
商いは盛り上がりに欠け、売買代金は2.7兆円台でした。
日経平均と比べて形がよいTOPIXも、8/14の戻り高値2314.16までわずかに届いていない
今日の日経平均の高値は32389円まであり、8/24の32297円は超えました。
が、終値で25日線(今日の時点で32276円)は超えられませんでした。
本格的に切り返しに転じてくるためには、8/14の戻り高値32613円を超えてくる必要がありますが、それを超えるためにはあと400円程度上にいく必要があります。
日経平均と比べて形がよいTOPIXについても、今日の高値は2312.15までで、8/14の戻り高値2314.16までわずかに届いていません。
日経平均は31275(8/18)で当面の安値をつけて反転方向に入った可能性が出てきていますが、その見方が強化されるためには、8/14の戻り高値を超えてくる必要があります。
上述したように、日経平均は同高値まであと400円程度残しているので、仮に同高値を超えてくるとしたらTOPIXの方が先になると思われます。
よって、まずはTOPIXが8/14の戻り高値を超えられるか否かを注目していきたいと思います。
なお、8/14の戻り高値を超えられないと、もう少しここで足止めをくらう可能性もあります。
この場合は、33772(6/19)の高値を目指す反転上昇に入るのは、もう少し時間を要する形になると考えます。