前日の欧州株市場が各国の金利上昇を嫌気して全面安となったほか、米国株市場でも米10年債利回り上昇を背景にNYダウが続落。
これを受けて今日の日経平均は、31607円で寄り付き、150円程度安い水準でスタートしました。
アジア株市場で香港株が大きく売り込まれていることなどもあり、その後も下げを拡げる展開となり、14時7分に31157円まで下落し、一時下げ幅は600円を超えました。
そこから下げ渋る動きとなったものの、戻りは鈍く、大引けは▲521円の31237円で終了。
日経平均は4日続落となりました。
売買代金は3.7兆円台でした。
2024年3月までの間に安値をつけて、再度上昇波動に回帰すると想定
今日の騰落銘柄数は、値上がりが159銘柄に対して、値下がりは1663銘柄で、ほぼ全面安でした。
前日の日中安値が31759円に対して、今日の同高値は31607円なので、150円程度マドを空けて下げています。
また、31157円の安値をつけたことで、31257(8/18)の安値を割り込みました。
これにより、25661(1/4)から始まった上昇波動は、33772(6/19)の高値を抜けなかったことで、33634(9/15)で終了。
以降、調整局面入りとなりました。
現状、この下では200日線が29907円に位置していますので、この辺りが一つの下値メドとなるかもしれません。
なお、日経平均はリーマンショックで安値をつけた2008年以降、おおむね4年周期で安値をつけてきているので、ここからの調整は4年周期の安値をつけにくる動きになると見られます。
前回、4年周期の安値をつけたのは、コロナショックがあった2020年3月になるので、2024年3月までの間に安値をつけて、再度上昇波動に回帰すると見られます。
なお、次の上昇波動では、33772(6/19)の高値を抜ける展開になってくると想定しています。