前日の米国株市場では、米長期金利の低下を背景にハイテク株中心に買われ、主要株価指数が上昇、ナスダック総合株価指数は2年ぶりとなる8連騰を記録しました。
これを受けて今日の日経平均は、32457円で寄り付き、180円程度高い水準でスタート。
9時3分に32512円まで上昇しました。
しかし、その後は伸び悩み、後場に入ると下げに転じ、12時55分に32049円まで値を下げました。
ただ、そこからは下げ渋る展開となり、大引けは▲105円の32166円で終了。
日経平均は、続落となりました。
売買代金は4.8兆円台でした。
日経平均は5日線の水準を維持
今日の日経平均の安値は32049円まであったので、11/2~6にかけて空けたマド（32087~32395円）は完全に埋めてきました。
ただ、下げ渋る動きとなったので、5日線（今日の時点で32139円）は、なんとか維持する形になっています。
一方、銀行株の動きが冴えなかったこともあり、TOPIXは一時2296.13まで下げ、11/1~2にかけて空けたマド（2312.68~2314.98）を埋めてきました。
また、5日線（今日の時点で2326.47）も割れてきました。
今日のTOPIXの動きを見ると、弱いようにも感じられたのですが、日経平均はまだ5日線を維持しており、米国株も昨日、ナスダックが8連騰したことからみても、下落基調に転じているわけではありません。
再び下値を試す展開となるには、米国株も戻り基調が止まり、下げに転じてくる必要があると思いますので、今日の時点ではTOPIXの動きが鈍い点はやや気になるものの、上下どちらに振れてくるのかは、まだ判断がしづらいところになると思われます。
